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2015年12月2日水曜日

娘の故郷思いと英語学習 Die Sehnsucht von meiner Tochter nach Heimat und Englisch Unterricht

 久々に娘のこと。ドイツの学校では3年生から英語の授業が始まります。3年生になって3ヶ月もすぎたころになって気がついたことが、娘が全く英語の授業を理解していなかったということ… 英語に限って宿題もテストもなかった為に、全くもって娘の理解度を把握していませんでした。猛反省。担任の先生からもきっちりと報告を受け、まずいなあ、と頭を抱えました。娘にしてみれば、日本語、ドイツ語に続くさらなる言語取得。よく考えてみれば、そりゃ過酷… ドイツ語も日本語もなんなくクリアしていたので、全くもって危機意識を持っていませんでした。しょうがない、と重い腰をあげて私が英語を指導するも、発音が悪すぎる… 真似する娘が日本語訛りの英語発音になっているのがよくわかります。さらに未だに授業が全くわからないとのこと。これじゃまずい。これは家庭教師か公文かと悩んでいると、仲のよいイギリス人女性が、子育ての合間に子供に英語を教えていると知り即断。とっても温和で優しい彼女を娘もすぐに気に入り、毎週彼女を訪れるようになりました。  実は担任の先生からは、家で日本語をあまり話さないように、と言われましたが疑問だらけでまともに請け負いませんでした。私と娘のコミュニケーションが心からのものでなければお互いにストレスが溜まる一方です。もちろん私は私の母国語を通してでなければ、母娘のよりよい関係は築けないでしょう。これは養子縁組が決まる以前に受けたセミナーや専門家からのアドバイスでもあります。おまけに毎日ドイツ語だけなんて… 英語の先生の彼女もドイツでアジア人の旦那様と結婚し、かなりインターナショナルな言語環境にいます。その彼女も完全に私の考えに同意してくれました。  と、今回のブログのテーマは学校批判ではなく、娘の故郷思いです。娘はハイチにいる実の両親のことを覚えていますし、時々どんな生活をしていたか話します。最近は、大きくなったらハイチに行くことも考えているようです。先日は、大きくなったら貧しい両親にお金をあげるんだと言っていました。その会話から、どうやってハイチのママパパと話すのか。(ハイチの公用語はフランス語とクレオール語です。現地の人はクレオール語を話しています。娘はクレオール語は完全に忘れました。)お金はどうやって稼ぐのか。なんて話になり、フランス語を勉強すること。ちゃんと仕事をみつけること。の二つが彼女の関心ごととなりました。そしてフランス語を学ぶ為には、ドイツではギムナジウムに入学しなければ勉強できないわけで、娘の今の状況では恐らく入学は難しいでしょう。この高いハードルをどう超えるのか?が目下の関心ごととなったようです。よい意味での日々の学習の目標となってくれるように見守っていきたいと思います。

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