Translate

2015年12月11日金曜日

意地悪な隣人と再会したその時…Mindfulness Meditation bringt endlich was : )

かれこれ1年近く定期的に一緒に座禅を組んでいる女性Aさんのこと。先日クリスマスマーケットで、過去にAさんをねちねちといじめ続けた隣人を遠くから発見したそうです。その瞬間、鼓動が激しくなり息がつまり、嫌な思い出が次々と浮かんできたとのこと。けれど、立ちつくしながらも、以前のようなパニックにはならずにどこか冷静でいられたと、座禅室に入るなり嬉しそうに話し始めました。それじゃあ、それは今日のよいテーマだねということで、その瞬間を客観的に見て行くことにしました。会った瞬間にどんな体の反応があったのか、息を飲んだ、足がすくんだ、手をぎゅっと握った、頭の中が白くなったと思ったら胸が熱くなった、などなど。そして頭の中で起こるフル回転の思考回路の順を追っていきます。さらに、そこから自分がどうしたかったのか、何を恐れていたのか、など、第三者的に見ていきました。最後には彼女は自分自身で子供の頃の追体験をしているのだということに気づき、更に、子供の頃受けた親から自分への過度の期待にも気づき、最後には「彼女のいじめも問題だけど、私が親からの体験を彼女に映し出して怖がっているのが一番の原因だわ。」と、話していました。さらに「すごいわー、1年前の私とは全然違うと思うわない?体の中にゆるぎない芯を感じるわ。とっても嬉しい。」と笑顔で自分を褒めていました。  彼女との1年間の座禅体験は、いわゆる禅仏教の座禅とは違い、どちらかというとマインドフルネスといわれる認知療法に近いものでした。とにかく語って、聴いて、座禅して、お茶をのんでの繰り返しが、こうやって実を結んでゆくのを目にできて私もとても嬉しかったです。

0 件のコメント:

コメントを投稿