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2015年12月6日日曜日

難民と野球ソフトボール計画

 私の住む地域の難民ヘルパーの初回ミーティングに出席してきました。難民の人たちももちろん一緒です。リーダーの方が、ドイツにおける生活全般の注意事項を説明してゆきました。それをアラビア語、ペルシャ語に通訳されます。私が住む地域には2000人を超す難民が住み、それに対して担当する社会福祉士のような公務員は7人しかいないこと、かれらは生活の最低限のこと(住居、インフラ等)しか面倒をみれないこと。それ以外のことは無償労働のボランティアに頼らざるを得ないことがまず伝えられました。7人で2000人以上の生活確保は想像するだけで相当大変な仕事です。  続いて、かなりはっきりと、寄付物を大切に扱うこと、集合時間の時間厳守、男女平等、ドイツの生活習慣を尊重し学ぶこと、宗教上の規則より先に法律を遵守すること、ドイツで自立してゆくための現実的な目標を達成するまで努力すること、が伝えられました。そして、それらに対する文句は一言もでませんでした。緊張が少し漂いながらも、終わった後はヘルパーも難民もみなワイワイガヤガヤと話し込んでいました。  このワイワイガヤガヤの中で、私にとっては本題のスポーツ参加の話となりました。「野球ってしってる?」「あー、なんかこういうふうに棒でボール打つやつでしょ」「やってみたい?」「できるの?俺たち」という感じで話は盛り上がり、とりあえず7、8人の参加希望者の表明がありました。英語のできる難民の間だけでの会話だったので、通訳をとおしてもっと参加希望が増えればいいのですが。  さらに、リーダーから女性はできないか?との質問があり、ソフトボールを男女一緒にやらないかと提案したところ、それは無理だろうとのこと。女性たちは男性と一緒にスポーツすることが未知の体験で、嫌がるだろうとのこと。ふむ。嫌がることは無理にはすすめませんが、残念です。何年か後、ドイツの生活に慣れた頃に一緒にできるといいなと思いました…    

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