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2014年3月23日日曜日

一時帰国旅行


 久しぶりのブログ更新となってしまいました。先日まで日本へ一時帰国をしていました。今回の目的は、10年以上のつきあいとなるドイツ人の友達との、これまた10年来の企画である日本国内旅行です。
 旅先々でご縁を感じる方々との出会いがあり、また東北大震災3年目ということで考えさせられる出来事もありました。
 
 東京は、到着日を含めてわずか3日の滞在だったので、友達には残念ながら会えませんでした。宿泊した場所は目白。学生時代雑司が谷に住んでいたので、この近辺にはたくさんの思い出があります。ジョギングがてら、すんでいたアパートを訪ねてみたら当時のままでした。毎晩、目白界隈の居酒屋、小料理屋をめぐりましたが、仙台に住んでいらっしゃる方と偶然に相席になり、話がはずみました。
 
 実家の仙台にもわずか3日の滞在。高校時代の旧友と楽しい時間を過ごしました。先日、ブログに書いた河北新報を読んでいて、思わず考え込んでしまったことがありました。震災で亡くなられた方、ご遺体のみつかった方の名前を河北新報は掲載していますが、私が滞在中には19歳の女性の方の名前がぽつりとひとつ載っていました。19歳という若い年齢もさることながら、3年経った今でも、未だにご遺体が見つからない多くの方がいることをあらためて実感することになりました。3年経って子どもの死を現実として受け入れざるを得ないご家族のこと、そして19歳という若さで亡くならざるを得なかったこの女性のことを考えると、本当に心が痛みます。宮城県全域だけでも、未だに1200人を超える方が行方不明だそうです。

 今回は広島を訪問することができました。原爆資料館を見学し終わったあとに、川内原発が今夏にも再稼動との見通し、とニュースを耳にし考え込んでしまいました。原発に関しての討議は一般人の間でほとんど聞こえてこないというのが日本の現状ではないでしょうか。

 今回生まれてはじめて九州の地を踏みました。熊本県の黒川温泉に滞在し、阿蘇地域を散策しました。九州はいつも暖かいイメージがあったのですが、滞在中はずっと雪景色でした。しかし最終日は快晴となり、阿蘇の素晴らしい自然を十分に体験することができました。出会った方々もみなさん本当に気持ちのよい方ばかりで、とてもよい旅行となりました。

 旅行後半は関西にて神社仏閣を訪ね、ドイツでの生活やzenzai53の活動のことなど色々と精進を誓ってきました。宿泊していた大阪国際ユースホステルは最高でした。

 さてさて、このような旅行を決行できたのも、我がダンナのおかげであります。休暇をとって娘の面倒をみてくれたダンナに心から感謝です。Danke !!!

 ちなみに、今日から坐禅会を再開しています。どうぞよろしくお願いします。