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2015年11月1日日曜日

瞑想ブーム

 先日の一時帰国時のフライトの中で、なんと2本もの坐禅や瞑想に関するドキュメントフィルムを見ました。そのうちの1本は、実際に学生、主婦、サラリーマンなど様々な生活スタイルを送る人間が摂心や瞑想セミナーに参加する様子を追ったもので、とても興味深かったです。もちろん、様々な瞑想法があるわけで、マインドフルネス、坐禅、MBSR、シュタイナー法、キリスト教的方法等、どれもその特徴を簡明に伝えていました。そのドキュメント中に現れる指導者達はみな似たような雰囲気を持ち合わせています。穏やかな雰囲気をもち、ゆっくり話す。私とは正反対でした。笑  しかし、これも西欧における「瞑想」というものに対する一イメージの表れではないかと思います。瞑想するからといって、みな穏やかで、何にも動じない人間になるわけではありません。また、それが第一目的ではないと思うのです。不要な怒りや不安とうまく付き合うことができるようになることで、落ち着いた生活ができることは間違いありません。しかし、毎日の生活の中での喜怒哀楽への「人間らしい」反応はそのまま存在するし、それでいいと思うのです。坐禅によって、いま、ここ、に気づき、自利利他の精神が向上すれば、それらの反応が一方通行にはなりません。まさに中道です。  続きはまたこの次に…

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