Translate

2013年12月18日水曜日

「はてしない物語」 The Never Ending Story

 またまた「はてしない物語」に話題が戻ります。w このお話、仏教学的にみるととてもおもしろいことに気付きました。確か、最後に男の子が崩壊してゆく国にすむお姫様に名前をつけてあげることで、また新しい国の再生と物語がはじまる。という内容だった気がします。
 この名前をつけるという行為。先日のブログにも書きましたが、計名字相(けいみょうじそう)につながります。名前をあたえることによって、そこから色々な固定観念や感覚が生じてくるというものです。たとえば、太陽と聞いた時に、誰も真っ黒で冷たい鉛の塊は思い浮べません。それと同じです。名前をあたえることで、そこにどんどんいろんな観念が結びつき、固定化されてゆくのです。人間の名前も同じです。名前に誇りをもて、とよくいいますが、これは名前から結びつく、その人との経験や思い出が相手に対してよいものであることを目指せ、ということでしょう。
 で、「はてしない物語」の場合、国に名前をあたえることによって、新しい観念や歴史がそこにどんどん蓄積されて、大きくなっていきますよ、というこです。唯一仏教と、物語の世界の違う視点は、仏教はそれに対して、「固定観念にとらわれないでね、気をつけてよ。」といっており、「はてしない物語」のほうは、「新しい世界が生まれるよ、わくわくするね♪」という感じでしょうか。
 と、ふと思いました・・・

in deutsch erscheint die Seite bald ;)

0 件のコメント:

コメントを投稿