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2017年12月12日火曜日

癌宣告から今まで役に立っていること

 今更ですが、癌宣告をうけてから今日まで、一番役にたったことは普段からの坐禅の習慣。私の坐禅会のお客様の中には癌患者の方もいらっしゃいます。いつも「今、ここ」に集中する練習を一緒に続け、「すごく役に立っている」という言葉を聞くたびにとても嬉しい思いでいました。しかし今度は私が実際に身を持って体験する番となり、普段の信条がどれだけのものか試験することとなったわけです。
 その結果感想は一言、「坐禅を続けていて本当によかった。」恐怖や不安で自分が持って行かれそうなときも、いつも「今、ここ」にあることに集中することで死の恐怖はやわらぎます。癌を持っていようがいまいが、私はいづれ死ぬ。そのことを今考えても実際何もならない。体が動かなくなって、できなくて後悔するであろうことは、今から少しづつ処理するとして、それよりも目の前のことを100%やり遂げる。なんでも100%全力でやるんです、洗濯物をたたむことでさえ!もちろん子供と話すときは、まるで宇宙人がはじめて発する言葉を聞きのがすまい、かのように真剣に聞く、これが役に立ちます。w
まさに「今、ここ」の集中です。おすすめします。興味のある方一緒に練習しましょう!(広告になってしまいますが…w)
 しかし、癌宣告からはや1ヶ月が経つ今、あの時の恐怖感、そして生きることへのメチベーションの消え去ることのなんと早いこと…ここ数日はもうごく普通の生活をしています。そして時々、いかんいかん、あの時の感覚忘れるな、真剣に生きろ!と喝を入れています。
 

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