Translate

2016年9月21日水曜日

愛語

 先日の和顔施に続き、今度は愛語です。ここ数日ちょっと嬉しくない出来事が続きました。唐揚げを揚げていたら、思いっきり油が首に飛んできて火傷。森の坂道をマウンテンバイクで走っていたら、激しく転倒してむち打ちに切り傷、そして自転車が激しく破損。野球場で蜂に2箇所刺される。今日は更に、暗闇で野球道具の片付けをしていたら、鉄骨に小指を挟め怪我(骨折の予感…)。あーあ。ついていない時はどこまでもついていません。かなりションボリ気味の私に、坐禅会にいつも参加していただいている女性から久しぶりの一通のメイル。特別な要件ではなく、いわゆる「お久しぶりです。お元気ですか?」的ななんでもないメイルでしたが、読んでいるうちにすーっと気分が晴れました。そこには、相手を思いやり、更に自身の近況を語る、「美しい丁寧な日本語」が並んでいました。同じ内容を今時の言葉で語ったとしたら、全く違った感覚で受け取り、特に気にも留めないかもしれません。しかし、このメイルは別格で、まさに清涼剤となりました。そして、ふと気が付いたのです。あー、これは「愛語」だよね、と。愛語は仏教用語で、他人に優しい思いやりのある言葉をかけること。たかがメイルでも、「美しい丁寧な日本語」で受け取る人間にこんなにも伝わり方が変わるものなんだな、と実感しました。Yさん、ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿