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2015年9月22日火曜日

曇りのない心で

 「座禅やっても何も感じないんだよね」「座禅やってもなんか変わらないんだよね」これ、よく聞く言葉です。前者はスポーツをよくやっている人、以前何かの中毒だった人から。後者は、ちょっとうつ状態の人からよく聞く言葉です。座禅に不思議はおこりません。宇宙から体全身にエネルギーが舞い降りてくるわけでもないし、突然光がさして昨日と違う私になるわけでもありません。外に外に「今とは違う自分」を求めても、そこに評価を下す根本が同じであれば、常に不満足で終わってしまうでしょう。だったら、いつも同じ評価を下さずにはいられない、自分の思考のクセを変える方がてっとりばやく変化を感じることができるかもしれません。とはいえ、これが対人関係への評価となると難しいです。例えば夫婦喧嘩をしたときとか!笑 「大乗起信論」に説かれている五つの鏡のような曇りのない心で事象を映せることを目指したいものです…

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