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2016年2月10日水曜日

難民と野球計画…挫折

 かれこれ2ヶ月以上、難民に野球を教えるというプロジェクト実行を試みましたが、残念ながらほぼ挫折状態。あきらめかけています。
 理由は二つ。クラブ会員になるための資金援助が市から未だにおりないこと。市はてんやわんやの忙しさで、スポーツなど二の次、三の次、それ以下という状況。そして二つ目は宗教上の理由からくる難問。このプロジェクトにあたって、対象を女性にしました。というのも、男性はサッカークラブからの同じようなオファーがあり、すでに週に二日プレーする機会があるためです。彼女たちの希望で「女性だけ」という条件で体育館で始める予定でした。しかし、話してみると「男性に見られることもダメ」とのこと。これはちょっと難しい。公共の体育館を他のスポーツクラブと共有しているため、男性がたまたま通りかかったり、ちょっと声をかけあったりなどということは日常茶飯事。気は進まないけれど、ドアの鍵をしめてどうにか避けることはできるかもしれない…と思いつつ、資金援助をまつうちにそろそろ外での練習時期になってきました。冬季中は、我々正規チームが体育館を使用していない時間帯をねらってのプロジェクトを考えていました。しかしさすがに、野外の野球場をドームのように覆いつくすことはできません。更に、夏季からは女子チームに引き継ぐつもりでしたが、女子チームのコーチは男性。私は少年野球のコーチであり、男の子たち、更にヘルプのお父さん方が当然のごとくいつも一緒。
 なんだかなあ…考え込んでいます。

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