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2014年6月4日水曜日

走る禅 泳ぐ禅 Zen für Schwimmen und Laufen

 読んだことはないのですが、マラソンが経行(歩く禅行)と同じだといった内容の書籍があったような気がします。走っていると、確かに同じだなと感じることはよくあります。ただし、走ることに没頭できないとあっという間に足の痛みや、晩御飯の献立、はたまた昨日あった嫌なことに意識がそれていきます。足の痛みに意識がそれたとして、その痛みに入り込まなければよいのですが、なかなかそうもいきません。けれど、呼吸と足の動きに意識を集中することは間違いなく経行とおなじといってよいでしょう。昨日は高低差200mのはじめての山道を15キロ走り、あまりの高低差に嫌になり、気持ちよく走れませんでした。嫌々、だらだら、文句たらたら・・・こんな感じで走ったあとは、全くすっきりしません。時間の無駄でした。
 
 先日、毎朝泳いでいるという座禅会の参加者の方と、座禅と水泳の共通点について話が盛り上がりました。いわゆる呼吸を整え、身体の動きや感覚に気付きをむける点において、座禅における観(Vipassanaヴィパッサナー)の瞑想と水泳も全く同じです。心理療法のマインドフルネス瞑想でももちいられているボディスキャンといわれるものに通じるところがあります。違う分野のスポーツをされている方と、身体機能、それに対する意識、といった点で話ができてとても楽しかったです。
 
 

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